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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2013.09.15 Sun » メッツマッハー指揮 新日本po.(14日)

どうも、台風が迫る中、明日は出かけなくてはならないSt. Ivesです。

さて、昨日のメッツマッハー指揮 新日本po.@サントリーホールの感想をば。

ムソルグスキー :オペラ「ホヴァーンシチナ」より「モスクワ川の夜明け」
スクリャービン :法悦の詩
チャイコフスキー:交響曲第5番

ムソルグスキーとスクリャービンの間、およびチャイコフスキーの各楽章の間は、全く間をおかずにつながるように演奏。楽章間の咳ができないのはつらいかもしれないけれども、私は緊張感が持続するので、こうしたやり方は良いと思った。

さて、アルミンク時代同様に合奏は精緻なのだが、メッツマッハー指揮ということで、ある種のプラセボ効果が働いているだけかも知れないけれども、全体に音が太くがっしりとし、また力感が出てきたように感じる。

モスクワ川はその静謐さが、そして「法悦の詩」では、官能性はあまり感じられないが、様々な煌く音が一度に打ち上げられた花火のようにそれぞれがくっきりとわかりながらも全体をより華やかに聞かせる。法悦の詩はあまり面白い曲と思ったことは無かったが、今回の演奏は随所に(特に後半に)ロシア未来派の予兆たっぷりに感じさせる惹き込まれる演奏であった。

惹き込まれる演奏といえば、後半のチャイコフスキーの演奏も素晴らしかった。録音物では、ゲルギエフ指揮ベルリンpo.の演奏(FMで放送後海賊盤が出た)に勝るものはないが、本日の演奏は、メッツマッハーはがっちりと構成的に聞かせつつ、テンポ、ダイナミックレンジ、音色の幅のいずれも大きく取るスリリングな指揮だったが、何より新日po.がきちんとそれについていき、第4楽章はゲルギエフやシノーポリ(来日公演)のそれに匹敵する大変満足する演奏であった。

今からシーズン最後のコンサートが楽しみである。

これからリームの弦楽四重奏曲第11番でも聴こうかと思うSt. Ivesでした。
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comments
ご無沙汰しています.

何となく、メッツマッハーは(分析的と言うよりも)その音が太いのが特徴じゃありません?私自身はリンデン・オーパーでノーノ《愛に満ちた偉大なる太陽に向かって》が実は彼の生初体験だったんですけれど、SKBなので余計粘っこく熱く分厚い音(特にトロンボーン群)でしたが、逆にその点で演奏解釈としてバランスの取れたものを聴かされているのかなあと絶えず疑問だったりしまして.彼の演奏ではザロメ・カンマーを語り手(独語訳版)にした夏の夜の夢付随音楽全曲が実は一番忘れ難いので、ムジークテアター・マイスター的な何かを東京でもやって欲しいです.

リームではミンゲQが早くEt Lux(カルテット+声)を録音してくれないかなあと思っている私です.
ご無沙汰しています
M.F.さん

ご無沙汰しています。

メッツマッハーですが、確かに音が太いというかがっちりしているので分析的な感じはあまり受けませんね。アッシジのDVDを聞いて、うーむ、メシアンでこんなにガタイのがっちりした音だすんだと思いましたし、そういえば一番最初にメッツマッハーを聴いた「ボリス・ゴドノフ」@ハンブルクも若干雑なオーケストラの演奏もあり、あれ?と思った記憶があります。ただ、ハンブルクではコンビチュニーと組んで色々と面白い演出とそれにあった面白く、細部も丁寧に拘った音楽を聞かせてくれました。

そういう意味で、私も「ローエングリン」や「ルル」を生でまた見たいです(オケの音が遠くで貧弱に鳴っていてリームの「メキシコ征服」も見たいですね。あれはフランクフルトで見て全然違う響きに驚きました)。

では、また

新日po.で20世紀音楽なんか怖くない!のような企画をして欲しいなあと思うSt. Ivesでした。



> ご無沙汰しています.
>
> 何となく、メッツマッハーは(分析的と言うよりも)その音が太いのが特徴じゃありません?私自身はリンデン・オーパーでノーノ《愛に満ちた偉大なる太陽に向かって》が実は彼の生初体験だったんですけれど、SKBなので余計粘っこく熱く分厚い音(特にトロンボーン群)でしたが、逆にその点で演奏解釈としてバランスの取れたものを聴かされているのかなあと絶えず疑問だったりしまして.彼の演奏ではザロメ・カンマーを語り手(独語訳版)にした夏の夜の夢付随音楽全曲が実は一番忘れ難いので、ムジークテアター・マイスター的な何かを東京でもやって欲しいです.
>
> リームではミンゲQが早くEt Lux(カルテット+声)を録音してくれないかなあと思っている私です.
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