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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2014.01.21 Tue » アバド逝去

どうも、今朝になってBBCでアバド逝去を知ったSt. Ivesです。


30年以上クラシックを聴いていて、アバドを最初に聴いたのは何時だったかなと思い起こすと、まだ温暖化の声も聞こえなかった80年代初頭の夏休み、NHK FMだったか、VPOとのベートーヴェン(確か5番)だったかを解説者が「コカコーラのようにさわやかな」と表現していて言い得て妙だなあということでしたね。

そして、生体験は、93年2月にベルリンでSONYからCD化されているプロメテオ・シリーズのコンサート(BPOを聴きに行って、リゲティの無伴奏合唱曲を聴くとは思ってもいなかった)、そして96年来日時の「復活」のたった2回。ヴィーン国立とのオペラにしても、BPOとの最後の来日時のトリスタンにしてもチケットがあまりに高くて行けなかったのが、ちと悔やまれる。

ディスクというとポリーニと組んだバルトークのピアノ協奏曲集は愛聴盤ですけど(なんだかんだと言っても、あれが刷り込まれているんだよなあ)、それより何より、演奏の良し悪しや好みはあろうけど、プロメテオやファウスト・シリーズのようなプログラミング、ヴィーン・モデルンなんかのディスクは、現代音楽専門指揮者と言われる人以外のいわゆるメジャー指揮者(ブーレーズは別)が振るとは思ってもいなかったし、それがまた後の世代に彼が道を開いた感もあり、やはり偉大だったなあとあらためて思うのでした。カラヤン、バーンスタインが相次いで亡くなった時とはまた別の意味で、一つの時代が終わったような(といっても同世代の指揮者はまだ生きていますけど)、気がしましたよ。


追悼の意味を込めて、マーラー没後100年記念にBPOをアバドが振ったマーラーの「大地の歌」の録画を見聞きしたSt. Ivesでした。さようなら!
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comments
いずれ来る事とは思いつつも…ですが、せめて長く幸福な余生を送ってほしかったです.考えてみればノーノの大作傑作群、力と光の波のように/愛に満ちた偉大なる太陽に向かって/プロメテオがいずれもアバドの委嘱初演で生まれ、またシュトックハウゼン光の世界初演も(全部はできなかったけれど)やり始めロンコーニと多分引き合わせたなど、さすがの慧眼であり行動力で一オペラ指揮者を超えた人だったと思います.また近年のいい具合に肩の力が抜けたマーラーなりモーツァルトも(敢えて聴きに行く事はなかったけれども)好きでした.

演劇のオペラへの持ち込みには、ギーレンのフランクフルトに代表されるいわゆるドイツのレジーテアター系とは別に(非常に大雑把に言って)フランス/イタリア演劇系統があったと思いますが、ストレーレルとの仕事(シモン・ボッカネグラ)なんかもこの流れの上にあると見做せるし、パリのシェロー/ブーレーズ版ルルと、ミラノのロンコーニ/アバド版ヴォツェックは制作交換をしたそうで資料がスカラのアーカイヴに挙がっています.

ペーザロのロッシーニ音楽院内Palazzo Olivieri–Machirelliにガエ・アウレンティの幾何学的な舞台装置を組んでロンコーニの演出でやったランスへの旅の歴史的な蘇演記録は綺羅星のような歌手陣にヨーロッパ室内管とアバドの若々しい演奏もあって大好きで、久しぶりに引っ張り出してマエストロを偲びました.
Re: タイトルなし
どうも、NHKBSで放映されたペンデレツキ80歳記念番組(録画)をちらっとだけSt. Ivesです。クラクフの田舎とはいえ凄い豪邸だったなあ。

M.F.さん 今晩は

おっしゃる通り、ノーノへの大作の委嘱も彼の大きな功績でしたね。彼自身が振った「プロメテオ」や「偉大なる太陽」の完全な録音があればとは思いますけれど(できればピアノの装置もみれる映像があれば)。光は、うーむ(木曜日は妙に耳に残っていて時々聴きたいなあと思うけれど...)。

本当に、もう少しは長生きして欲しかったものです。

プロメテオで思い出したけれど、93年はヘルダーリンのシーズンでした。


期せずして追悼特集となってしまった昨年9月号のレコ芸を眺めながらのSt. Ivesでした。


> いずれ来る事とは思いつつも…ですが、せめて長く幸福な余生を送ってほしかったです.考えてみればノーノの大作傑作群、力と光の波のように/愛に満ちた偉大なる太陽に向かって/プロメテオがいずれもアバドの委嘱初演で生まれ、またシュトックハウゼン光の世界初演も(全部はできなかったけれど)やり始めロンコーニと多分引き合わせたなど、さすがの慧眼であり行動力で一オペラ指揮者を超えた人だったと思います.また近年のいい具合に肩の力が抜けたマーラーなりモーツァルトも(敢えて聴きに行く事はなかったけれども)好きでした.
>
> 演劇のオペラへの持ち込みには、ギーレンのフランクフルトに代表されるいわゆるドイツのレジーテアター系とは別に(非常に大雑把に言って)フランス/イタリア演劇系統があったと思いますが、ストレーレルとの仕事(シモン・ボッカネグラ)なんかもこの流れの上にあると見做せるし、パリのシェロー/ブーレーズ版ルルと、ミラノのロンコーニ/アバド版ヴォツェックは制作交換をしたそうで資料がスカラのアーカイヴに挙がっています.
>
> ペーザロのロッシーニ音楽院内Palazzo Olivieri–Machirelliにガエ・アウレンティの幾何学的な舞台装置を組んでロンコーニの演出でやったランスへの旅の歴史的な蘇演記録は綺羅星のような歌手陣にヨーロッパ室内管とアバドの若々しい演奏もあって大好きで、久しぶりに引っ張り出してマエストロを偲びました.
…《光》がああいうものになるとわかっていたら、委嘱はしなかったかもしれませんね(笑)

そういえば昨夏ルツェルンの1プロ目(音楽祭オープニング)も当初はプロメテオ抜粋を冒頭に配していましたが、悲劇的序曲か何かに変更でした.確かにスカラ座管の音でそれらの作品を聴いてみたいですが、《プロメテオ》はヨーロッパ室内管/シンフォニア・ヴァルソヴィア(ミラノ)だったんですね.全曲ミラノ再演の写真はアーカイヴにありピアノの装置を少し見られます(演出は当時スカラ座の演出部門監督のマダウ=ディアツ).
http://www.archiviolascala.org/ricerca/foto-allestimento.aspx?id_allest=8162&id_allest_conc=&page=1&uid=af416d88-07a7-42d5-9438-54e7d48de9cb&objecttype=base (要登録)
《太陽…》のほうも、ユーリ・リュビーモフ演出の強烈な舞台写真がいろいろ載っています.
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