4文字33行

近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

2017.05 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 » 2017.07

--.--.-- -- » スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2015.04.07 Tue » 「ワルキューレ」(4月7日)&大野指揮マーラー7番(4月8日)@東京文化会館

どうも、中公新書「ハンナ・アーレント」を読み終えたSt. Ivesです。2014年新書大賞第2位とのこと、生涯・思想ともにコンパクトにくまとまっている良書です。映画ともども彼女の著作がさらに読まれるきっかけになればと思います。

ということで、7日のヴォータンの失敗一代記の第1夜を聴き行きましたが、第1幕だけでも十分に満足。歌手陣は誰もが素晴らしい、中でもクールマンのフリッカは傷つけられてきた女の復讐劇という感じで、ヴォータンのいい加減さがはっきりして少しだるい2幕も十分楽しませてくれました。正直、落ち着かない男性も多かったのでは(笑)。10年振りに生で聴くマイアーのジークリンデ、御歳を忘れさせる素晴らしく安定感あるそして良く通る歌唱。いやはや驚きでした。ヤノフスキの録音は聴いていませんが、ジークムントの見せ場はきちんと(?)音を伸ばしていまして、感興あふれる歌手の歌とオケでした。やはり」色々言ってもNHK交響楽団は上手い、もちっと現代物して欲しい。ヤノフスキの指揮は、へーっと思うほど細かい部分や対旋律がくっきり聞こえるのだが、全然神経質ではなく、質実剛健ながら大きなうねりで最後まで聞かせてくれました。実演でこれほど感動的な演奏はめったに聞けないので、無理して行って良かったのでした。

そうそう、コンマスのキュッヘル、時々オケを抜け出して独奏気味になってハラハラしましたよ(笑)。後、第2列の奏者とのアクションを比較したら、刻むの一つとっても全然大きかったなあ。お疲れ様です。

ということで8日の大野。こっちは感動というよりも知的興奮に満ち満ちていた演奏。すべてが分裂し、音が散乱しているのに、音楽としては何故かまとまって進んでいるし、調性音楽なのにそうも聞こえない、スーパーモダーン(?)なマーラーでした(特に中間楽章は、こんな解釈で徹底したのは聞いたことがない)。大野が7番で聴かせたアプローチは、5番、10番あるいは6番はともかく、他の番号だとエモーショナルなところがない(まあ、7番自体そうだけど)ので、古参のマーラーファンからの非難が轟々と押し寄せるだろうなあ。NHKでの5月の放送であらためて聴けるのが嬉しいなあ。


これから、アラステア・ボネット著「オフ・ザ・マップ 世界から隔絶された場所」を読もうかと思うSt. Ivesでした。

スポンサーサイト

« | HOME |  »

comments
comment posting
管理者にだけ表示を許可する

trackback

http://stives.blog15.fc2.com/tb.php/774-80963e8f

09profile.gif

St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

09category.gif
09entries.gif
09comments.gif
09trackbacks.gif
09archives.gif
09link.gif
09others.gif

FC2Ad

09search.gif
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。