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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2005.07.14 Thu » 「人生いろいろ 保険もいろいろ」

と会社近くの郵便局内の保険商品売り場の壁に掲げられていた。中々にユーモアがある郵便局である、これなら民営化も乗り切れるのではないだろうか。



ようやく「ブーレーズは語る」(青土社)を読み終える。インタビュー集ということもあり、他の著作(最近では「標柱」のような)難しい言葉をあまり使わず、とても読みやすい。

内容的には、ヴァーグナーへの言及とその音楽についての賞賛の言葉が多い。機会があれば「マイスタージンガー」を振ってみたいと何度か言及している(ブーレーズが最初に見たオペラで、好きだそうだ)。ヴェルディについても、「オテロ」や「フォルスタッフ」のいずれかを指揮せざるを得なくなったら(何故?)、「フォルスタッフ」を選ぶが、それでも「マイスター」を指揮できるならばそちらを選ぶ述べている。
なお、「運命の力」序曲を振って引退する点についての言及はない。

その他、面白いのは「ボリス・ゴドノフ」にも興味を持っていたことであろう。20世紀初頭、ディアギレフによって紹介されたムソルグスキーの響き(実際はリムスキー・コルサコフ版だったらしい)にドビュッシーほか当時のフランス人が魅了されようにブーレーズも魅了されたのだろうか?彼の振る「ボリス」というのはどんな演奏になるか非常に興味深いが、実現の可能性は低いだろう。

ヘイワースによるクレンペラーの伝記にも書かれていたと記憶しているが、クレンペラーがブーレーズの振る「水の太陽」のリハーサルに来ていたことに言及している。因みに、ブーレーズがクレンペラーが作曲をしていることを知ったのは、知り合ってから大分後になってからであると述べている。ただし、作品への言及や評価はない。


これから水野修孝の交響曲第3番を聴いてから寝るつもり。一体どんな曲やら。




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comments
「マイスタージンガー」
こんにちは。初めまして。ブーレーズ氏は「マイスタージンガー」を振りたいと仰ってますか。その観点からも一度私の記事もご覧下さい。

「聖なる朝の夢」の採点簿 [文化一般] / 2005-06-26

ブーレーズの指揮したシュリンゲンシッフ演出の「パルシファル」についての記事もどうぞ。

訃報でもTB貼りました。
Re.マイスタージンガー
どうも、初めまして。マイスタージンガーの記事を読ませていただきました。

残念ながら、私はドイツ語には堪能ではないので、歌詞に込められているメッセージやイメージを直接聞き取ることは出来ません。なので、とても参考になりました。

第3幕どん詰まりでのザックスの演説の抱える問題をどう処理するかというのは演出家には悩ましく、歌い手にも悩ましい問題だとは思います。
この秋に新国とバイエルン州立(ミュンヘン)の二つのオペラハウスが取り上げるのは、単に「日本における『ドイツ』年」なので、高らかに「ドイツ芸術」の素晴らしさを歌い上げようという意図なのだろうなあ、程度に私は思っています。
もう10年以上前の来日公演で見たゲッツ・フリードリヒの演出は、このシーンでダビデの星を登場させることで中和を図ろうとしていました。上手く行ったかどうかはオペラ演出の門外漢であり、ドイツや欧州におけるユダヤ人問題では部外者の私には窺い知れないものがあります(あの演出全体は好きです)。

それでは、今後ともよろしくお願いします。
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