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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。
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3月18日(土) すみだトリフォニーホール

ペドロ・ハルフター指揮 児玉桃(ピアノ) 新日po.

アルベニス:組曲「イベリア」より「港」
プーランク:ピアノ協奏曲

プロコフィエフ:交響曲第3番

前半はダメダメな演奏であった。特にプーランクは全く軽妙酒脱なところが無く、がさつで細部がべったり塗り込められたボケた演奏であった。ピアノも色気が全くないし、音が汚く、退屈して途中でしばし寝てしまった。

これは来て失敗したかなあと思っていたところ、後半のプロコフィエフの交響曲第3番は驚くほど素晴らしい演奏であった。

第3楽章の分奏されるグリッサンドこそあまり効果的には聞こえなかったが、プーランクを弾いた同じオケとは思えぬほど細部も丁寧で楽器間のバランスが良い。弱音部の制動がしっかり効いているので、狂騒の部分が非常にくっきりと出てくる。また、耳はヴァイオリンやフルート等の高音域の旋律に偏りがちになるのだが、それをしっかり低音から中音域の伴奏がしっかり支えていることが感じられる(各楽器群の細かいモチーフが綺メインの旋律の背景にきちんと折り重なっているのが聞こえる)。
テンポについても、大きく振幅させることはないものの、心地よい若干速めのテンポ(シャイー盤対比)で、ノリよく、しかし繰り返しになるが細部を疎かにせずに進む。

という訳で、思わぬ拾い物のコンサートであった。もっとも、隣りや前の席の子供は退屈していた。お嬢ちゃんたち、そんなことでは今夜「火の天使」が出て眠れなくなるよ、と思いつつホールを出る。

その後、新宿で買い物等をして帰宅し、クセナキスのシナファイを聴く。全く楽譜を追いかけられなかったのだった。


No.92 2006/03/18(Sat) 23:12
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