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近現代クラシック音楽愛好家の徒然草。

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2016.08.28 Sun » ポポフ 今月2回目

どうも、今日は寝ずに聞きとおしたSt. Ivesです。

ということで、すみだトリフォニーまで、森口指揮オーケストラ ダヴァ-イによる

スヴィリドフ:「時よ、前進!」
ポポフ:交響曲第1番
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

を聴きに行きました。まずはお疲れ様という感じですね、重量級の2曲を立て続けに演奏するのはさぞ大変だったかと思いますし、聴くほうも疲れました(まあ、レヴァイン指揮ミュンヘンpo.のレヴァインさよならコンサートの「大地の歌」と「復活」の連荘プログラムに比べれば疲れませんでしたけど)。

1曲目、ソチ五輪の曲といわれて聞くと、開会式のエキシビションで「革命後の時代」に流れていた曲だということが分かりました。まあ、5カ年計画とか重工業化とか全国電化計画とか、ドニエプルやアラル運河掘削とか、自然破壊と大規模飢餓と強制労働もなんそののソヴィエト・ロシア版「三丁目の夕日」の時代の音楽でありました。

2曲目、さて、どうなることやらと思ったのですが、聴けました。プロとは比較しませんが、形になっていましたしテンポもだれることなく、もちろん迫力もユーフォニア的ムードもたっぷり味わえました。願わくば、部分部分の対比をもう少し鮮明にしたらよりよかったのでしょうが、まあ、そこまで求めても。また、東響の演奏とは音響バランスが異なっていたので、いろいろと違う音が聞こえて面白かったです。

3曲目。やはりショスタコの10番の方が真っ当な曲で演奏することも考えて作られているんだねえと思いつつ、2楽章はムラヴィンスキー越えを狙ったのかというアップテンポで聴かせてくれました。さすがに、4番をやろうという話にはならなかったのでしょうねえ。誰か、ポポフの1番、モソロフのピアノ協奏曲、ショスタコーヴィチの4番というプログラムをしてくれないかねえ、ゲルギエフと彼の手兵ぐらいしかやれそうな人は思いつかないけれど。

解説もツイッターのような感じで1922年から現在にいたるまでの作曲家やソヴィエト・ロシアの音楽をめぐる政治状況を垣間見させる面白いものでした。東響の解説でポポフが10番を聞いて私の曲を引用している!と述べたと書かれていて、えーそうかなあ、と思っていたら、こちらの解説ではその言葉も引用しつつ、違うんじゃないという見解も書いていました。、事実確認や前後関係をきちんと抑えられないプロの書き手にとっては厳しい時代ですなあ。

今日は、吉祥寺でのシェーンベルクのSQ4番にとブーレーズ御大のSQに行くか悩んだSt. Ivesでした。

2016.08.26 Fri » 結局寝てしまった

どうも、何しにブルーローズ@サントリーまで行ったか分からないSt. Ivesです。

夏バテで、本日のサントリーサマフェスのブーレーズからリゲティまでほとんど寝てしまい感想を書けません。とはいえ、リゲティは熱演でありましたなあ、というよりあれほどの小さなスペースでリゲティのヴァイオリン協奏曲を聴くのは初めてで、全体に音がとてつもなく大きく、打楽器の音で目が覚めるし、独奏も埋没せずに細かく聞こえるし、それなりに楽しめましたよ。一応メシアンの「七つの俳諧」も実演では初めて「耳にした」わけだし(聴いたとは言えない...)。

さてさて、29日に行くべきかどうかねえ、また寝てしまいそうだしなあ。なお、サーリアホの回は必ず寝るので、行きません(オペラ「遙かな愛」英国初演も爆睡した思い出しかないぞ)。

週末のポポフが楽しみなSt. Ivesでした。こちらはばっちり寝てから行くので寝ないハズ。

2016.08.04 Thu » 8月4日 飯森指揮 東京交響楽団 ポポフ 交響曲第1番 日本初演 @サントリー

どうも、非常に幸せな気分のSt. Ivesです。

ロシア・アヴァンギャルドの精華であるポポフの交響曲第1番を生きている間に聞けようとは、さらにこれほどの素晴らしい演奏で聞けようとは思ってもいませんでした。奇妙な間合いがホールの響きでつながれる中、まるで革命中の都市部での戦闘シーンの連続のような第1楽章、叙情的で美しい響きが暴力的に響きに侵犯されていく第2楽章、その果てにスクリャービンの3番に通じるような未来派的なオプティミズムとユートピア的喜悦に満ち満ちた第3楽章、いずれも巨大な編成、例えば演奏上の都合で16本のホルンを使ったり、ホールに展示されていた楽譜上では確か24人の第1ヴァイオリンを要求していたり、響き自体の圧倒的な力、とても家庭では再現できない力感と共に、多数のソロ部分を含めて精妙かつ生き生きと演奏されておりました。

今を去ること27年前の9月、N響の演奏で初めて聴いたショスタコーヴィチの交響曲第4番──ロシア・アヴァンギャルドの墓碑銘──の衝撃、レコードやCDでは体験できない生々しい音の衝撃をあらためて思い起こしました。録音しているようでしたので、ディスク出て欲しいものです。

「この曲の後に10番やるのか、狂気の沙汰かも」という話声も帰り際のホールで聞こえましたが、すみだトリフォニーで8月28日(日) のアマチュア・オケによるポポフの交響曲第1番の演奏が楽しみなSt. Ivesでした。たぶん、トリフォニーのチケットセンターではまだ売っているでしょうから、今日の演奏を聴いて曲を気に入った方は是非是非。

2016.07.27 Wed » 「黄昏の調べ」(春秋社)読了

どうも、懐かしさを伴いつつ「黄昏の調べ」を読了したSt. Ivesです。

たぶん、過去の40年近くに出版された日本語で読める範囲の現代音楽あるいは20世紀音楽関係の本を読まれた方にとっては、懐かしいなあと思われる記述(引用)が多い、現代音楽史としてコンパクトにまとめられた本でしょうかね。

最後の2章の筆者の見解というか、そもそもの前提には同意しかねるのですけれど、大体、筆者は私と同い年ぐらいで、中学生ごろから関心を持った本や作曲家、演奏家は重なり、また評価も近いところにあります、まあ、そうした本や作曲家や批評家に影響されたんだから同じような評価に毒されたと言うことかな。

我が家の最年少の家人(約2.5歳)は、例えば、テレビで調性音楽のクラシック音楽の演奏が始まると、トイピアノのところに駆け寄り、猛烈にたたき始め、あまつさえおもちゃの木製レールで1オクターブを超えるトーン・クラスターをがんがん鳴らして喜んでいます。先日は小曽根&チック・コリア&N響を見聞きしていたら、山下洋輔並の肘打ちで乱入していました。「調性」に慣れてしまわずに、今の耳であり続けることを願っていますよ。

彼に、ご近所の何棟もあるタワマンの最上階から異なる曲をいっせいに流して聴かせてみたいSt. Ivesでした。

2016.07.26 Tue » 日々雑感

どうも、(最近音信不通ですが、)私の知っている日本一のアイヴス・ファンは、多分いろいろ聴いているのではないかと思うSt. Ivesです。なお、ヴァン・ダイクというと、昔の画家ぐらいしか知りません。

それにしてもノット指揮東京交響楽団には行きたかったなあ、10年毎のシロアリ予防の日程等を相談するために「ニューイングランドの三つの場所」を聴けなかったのは、久しく実演に接していないので、残念である。「ニューイングランドの三つの場所」は、新旧二種類の楽譜があるのだが、どっちだったのだろうか?

それと後半に「田園」を持ってきたのはどういうことかな、大都会ニューヨークから郊外地域のニューイングランド、さらにド田舎へ、ということかな。ヴィラ・ロボスの曲も聴いたことがないし、これも残念だが、「新世界より」とか、ミヨーの「ニューヨークのフランス人(だったか?)」やヴァレーズの「アメリカ」とは異なる南米人のみたニューヨークはどんなものなのだろうねえ。


一度はダンベリーとかコンコードに行ってみようかと思うSt. Ivesでした。アメリカは仕事でボストンしか行ったことがないんだよねえ。でも、本当に何もなさそうだ。



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St.Ives

AUTHOR : St.Ives

No hay caminos, hay que caminar...

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